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コロナ・疫病退散を祈る 「夏詣で」のご案内

神主さんと一緒に茅の輪(ちのわ)をくぐって、

人形(ひとがた)納めを体験してみませんか。

福島稲荷神社では、毎年7月30日夕方に行われる恒例の夏越祭(夏祭り)で茅の輪くぐりと人形(ひとがた)納めを実施しています。

今年は、コロナ禍の中、初めての試みとして疫病退散とご家族の家内安全・身体健全を祈って以下の内容で「夏詣で」を行いますので、

ご家族おそろいでご参加下さい。

◆日 時 

令和3年7月30日(金)19:00~20:30 ※左記の時間帯で随時行います。

◆初穂料 

1家族(1人でも可)2000円

◆募 集 

限定30組

◆内 容 

拝殿でお祓い、祝詞奏上の後、神職の先導で茅の輪をくぐり、人形(ひとがた)に記入して納めて頂きます。

ご参加の方には「茅の輪守り」と「人形(ひとがた)」を差し上げます。

(※人形は全員に1枚づつ、茅の輪守りはご家族で1つ)

◆所 要 

15分程度

◆お申込 

当日18:00より境内受付にてお受け致します。

 

★「茅の輪守(ちのわまもり)」について

福島稲荷神社では、毎年7月30日に、半年間のけがれを祓い清める夏越大祓人形祭(夏祭り)が行われます。境内には大きな茅の輪(ちのわ)が設けられ、多くの人々が「茅の輪くぐり」をして疫病退散、厄除けを祈願しますが、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、一日も早い終息と皆様の健康を願って茅の輪を模した「茅の輪守り」を奉製しました。

◆「茅の輪守り」の飾り方

ご家庭の玄関の内側に下げてお飾り下さい。

◆「茅の輪守り」の意味と由来について              

このお守りは、古来、疫病(えきびょう)除け、厄除けのご利益がある「茅の輪」(ちのわ)に由来するお守りで、「蘇民将来」(そみんしょうらい)という神話に由来します。関西では、玄関先に『蘇民将来子孫』とか「蘇民将来子孫の門戸」と書いたおふだを貼る家が多く見られます。

 

 

夏越祓(なごしのはらえ)について

 私達は家族、親戚、友達などお互いの生活が幸福で楽しく、平和な社会を築くために、常に神さまからいただいた本来の清く明るい心身でいられますようにと祈り、そして感謝の日々を送っています。しかし、日常生活を送るうちに、知らず知らずのうちに「罪穢(つみけがれ)」が降り積もります。「罪穢」とは、古く古事記の昔からお祓いすべき対象とされており、法や道徳を外れた行いをしたり、地震や水害など自然災害に見舞われるなど、物事が正常でない状態になったり、心が悪い考えや行いに誘惑されること、疫病や病気による身体の不調に悩む状態を言います。こうして身についた心身の穢れを取り去るための行事として、我国には古くから「お祓い」の行事があり、さらに年に2回、全国の神社で一斉に行われる大規模なお祓を「大祓(おおはらえ)」といい、6月と12月の2回、季節に折り目をつけて行われます。新暦の630日(※福島稲荷神社では月遅れの730日)に行われる行事を夏越祓(なごしのはらえ)と称し、大晦日に行われる大祓を年越祓(としこしのはらえ)といい、半年間の穢れを祓って無病息災を祈る行事です。

 水無月の なごしの祓する人は ちとせの命のぶといふなり

母の分も一つくぐる茅の輪かな 一茶

という和歌や俳句に見られるように「夏越(なごし)」には暑い真夏をつつがなく越したい意味がありますが、いま一つ烈しい暑気を和め柔げる心情も込められていると思います。

 この行事はいわば精神的な生まれかわりを意味するもので、自分の穢れを移す身代わりとして人形(ひとがた)が用いられますので、一般に人形祭(にんぎょうまつり)とも言われます。神社から配られた紙の人形(ひとがた)に自分の姓名、年令(数え年)を書いて、これに息を吹きかけ、それで身体を左、右、左と撫でて、初穂料を添えて神社に納めます。神社ではこの人形をまとめて阿武隈川に流します。境内の中央には大きな茅ノ輪(ちのわ)が作られ、参拝者はこの輪をくぐって神前に詣でますが、この行事に茅(かや)が用いられるのは茅に疫気を除く、魔除けの霊気があるという神話に基づくものです。

境内には「茅の輪」(ちのわ)が設けられ、氏子の篤志により奉納されたボンボリ約200灯が夜空を美しく彩り、市内中心部の夏の風物詩となっております。

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